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転調をする -真面目に音楽のこと-

 

これはTsukuba DTM Lab. Advent Calendar 2016の15日目の記事です。

 

Tsukuba DTM Lab.が何なのかは誰かしらがいい感じに説明してると思うので、とりあえず自分の話だけしようと思います。音楽の話縛りかなと思って真面目に音楽の話です。

 

あと、断っておくと、僕は音楽理論についてちゃんと勉強したわけではないので、曲を作ってる上での感覚として得たものを書くことになります。和声とかちゃんと勉強している人にとっては「それは違うんじゃないの」といわれるようなことを書くかもしれないですがご了承ください。ていうか、和声をちゃんと勉強した人はこの記事読む必要ないです。また、自分はポップ音楽を専門(?)にしているので他ジャンルの方にとってはあまり参考にならないかもしれませんごめんなさい。それでも良い方のみどうぞ。

 

①転調って知ってるかい

さて、転調ってご存知でしょうか。そう、曲の途中で調が変わると噂のアレです。ちょっと詳しく説明するのは面倒なので省きますが、「なんか音が高くなって盛り上がってる」感じがしたら、多分それが転調です。

で、転調にも種類があります。一番多いのは、半音もしくは全音(ここら辺の音楽用語は自分で調べてね)調が上がるパターンです。最後のサビで転調、ってよくあるやつですね。ちょっと例を載せてみます。(ちょっと音楽が分からない人にはアレかもしれないんですが、例を聴いてるだけでも何となくわかると思います。)

これはさっきちょいちょいっと弾いたものなんですが、同じコード進行が二回続いているけど、二回目の方が盛り上がってる感じがしますよね。これが半音の転調です。ついでに同じ感じで全音の転調も載せておきます。

こちらも半音ほどではないにしろわりと自然に盛り上がれると思います。じゃあそれ以上はどうだろう。次は三半音。

ん~自然なような気もするけど、なんか急に調が変わってる感じがして気持ち悪いかも…。そうです。半音全音くらいまでなら盛り上がりと感じ取れても、三半音(短三度って呼びます)以上で突然転調するとなんだか違和感を覚えてしまうんです。

 

しかし矛盾の出る話をすると、この短三度の転調って、実はよくあります。「えっ、でも短三度以上は転調できないんでしょ?」って、それは違います。

 

「突然」の転調ができないだけなんです。

 

つまり

 

「脈絡」を持たせてあげれば転調できます

 

②短三度上に転調するには

どういうことだかわからない?じゃあちょっと例を出したいと思います。さっきとはコード進行がちょっと違うんですが、短三度上に転調する例です。

どうでしょうか。割と自然じゃないですか?人によっては調が変わったことに気づかなかったかもしれません(それはないか)。

これ、どうなっているんでしょうか。

 

実は、もとの調から離れた調に転調するためには共通するコードが必要なんです。「コードって何?」だと?それは自分で調べてくれ…(簡単に言うと音が三つくらい重なって鳴ってるやつです、ドミソ~みたいな)。ある調にはある程度使えるコードが決まってて、例えばハ長調(ドから始まる調)だったらドミソ(C)を基準に

が大体使えるコードたちです(実感としてであって、明確な理論に基づいてはいない)。それで、ハ長調の短三度上の調で使えるコードを並べると

この二つどちらにも含まれる和音は(他にもあるけど)例えばソシレ(G)になります。こいつをうまく使ってやればいいのです。具体的にどうやればいいか。絵に表すとこんな感じです。

f:id:nicoichinu:20161214135418p:plain

(絵が下手すぎて理解を妨げている…?)

最初の方ににあげたうまく短三度上に転調するデモを例にとると

f:id:nicoichinu:20161214135443p:plain

ということになります(簡単のためにコードはメジャーかマイナーかの区別のみになっています)。どちらの調でも使えるソシレ(G)を使って、聴いている人の調性感(調を判断する感覚)をだましてやればいいのです。ただ、もとの調のコード進行(図だとDm→G)と転調後の調のコード進行(図だとG→A♭)がどちらもコード進行的に正しくないといけない(というか自然じゃないといけない)のは注意です。

これが分かったうえでもう一度短三度転調のデモを聞いてみましょう。

なるほど確かにそうなってる。

 

これを実際の曲に応用するとなると、Bメロからサビで調が変わるようにするのがよくあるパターンです。こんな感じ。

ちょっとごまかしてる感じもあるけどうまく盛り上がってますね(盛り上がってますよね????????)

 

こんな感じで「聴いてる人の調性感をだます」ことで、比較的自然に盛り上がりを作ることができます。(と言いつつも、自分はたいてい作ってから「これ調変わっとるやないかい」って気づくんですけど)

 

③使えるぞコレ

これを応用するといろいろな調に転調できます。(っていうのはちょっと嘘かも)

例えば、上とは逆に短三度下に転調することもできます。これも元の調と転調する先の調の共通コードを利用してやればよくて、例えばこんな感じ。

うんうん。これもまた転調。

 

 

実は僕の曲は短三度転調してばっかりです。聴けば気づきます。たとえばこれ。(ここでさりげなく宣伝をする)

 

これはBメロの途中で転調しています。その分をサビの終わりで同じように共通のコードを使って戻してあげて間奏はもとの調になっている、という感じです。最後の大サビの終わりは調を戻していないので、最初と最後はフレーズが同じで三半音違うという形になっています。(いや、わざとだから、戻って来れなかったわけじゃないから)

 

短三度下に転調している例もあります。それは…自分で探してみてください。nicoichiという名前で曲出してるので(露骨な再生数稼ぎ)

実際の曲に使うとこんな感じだよっていう例でした。

 

④最後に

いかがだったでしょうか。普段は何気なく聞き流してる転調に対して理解が深まったと思います。深まったと思います。深まりましたよね。

SoundCloudの埋め込みばかりでめんどくさかったという方ごめんなさい。はてなブログは音楽関連の話題に向いてませんね(致命傷)。

 

みなさまの音楽活動がより良いものになればと思います。それでは。

 

 

 

……今回の俺綺麗すぎでは…??もっとドロドロした記事も書こ……