Tsukuba DTM Lab. 突発ep JOYPARADISE に曲を出したので感想を書く - その①

感想を書きます。

 

このepが何なのか知りたい人はTDLブログを読んでね↓

 

https://tsukubadtmblog.tumblr.com/post/158651544494/3年生epjoyparadiseをリリースしました

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僕は今回三曲の制作に携わったわけなんだが、全部合作です。誰かと力を合わせて作った歌です。なんか、誰かと作ったって、それだけでパワーがあるような気がしてしまうね。コミュ障社会生活不適合者の僕がよく頑張ったと思う。ちゃんと自分から話を持ち掛けて、ちゃんと形にして、ちゃんと人前に出すってことができた。今まで自分の中にあった、一人でやるDTMの殻を壊せたような気がしなくもないです。成長だ。

 

そんで、三曲分合作をするにあたって、いろいろ感じたり思ったこともあったので、どっかにまとめて書きたくなって、ここにいるよ。作ってた時のこと思い出しながらタラタラ書こうと思います。

 

The Never Beginning Story

これはカノッサ君ことrejection氏との合作で生まれた曲です。結構前から、多分去年の10月とかから合作したいね~っていう話をしてて、スタイルとしては俺がメロと歌詞とコードを投げてカノッサ君に形にしてもらうっていう形をとることになってた。そんで、去年のうちに一曲クソバラード(bpm80くらい)の原案を送ってたんだけど、まあまあカノッサ君の作風とか得意分野には合わないだろうなあと思ってたら、案の定音沙汰がなくて、こっちも催促するわけにもいかないしどうしよっかな~と思ってたの。

で、しびれが切れかけてたのと、自分の中で「カノッサ君に頼んだらいい形になるんじゃないか」って感じの曲が芽生え始めていたので、例の髪を染めたときに「合作する曲変えよう」って話をして、一月の頭に、この"The Never Beginning Story"の仮歌が誕生し、カノッサ君に叩きつけたってわけ。

 

それからは何やかんやあって、みんなで遊びに行ったりご飯食べたりして、少しずつカノッサ君と仲良くなれたのもうれしかったです。

 

まあそんな話とは別に、この歌を作る上で考えていたことをちょっと話したくて、それを語るには、少しおかしな話から始めないといけない。

 

映画とか、小説とか、なんでもいいんだけど、物語が始まって、主人公がいて、その周りに当たり前の日常が広がってることって、よくあるでしょ。まだ物語の主題や核心に触れる前の、プロローグみたいな、日常。僕、なんかそこにものすごい憧れというか、グッとくるものを感じてて、例えばスーパーのお総菜コーナーで値引きを狙ってるおばさんとか、図書館の自習机の上に開きかけになってる参考書とか、疲れた顔で駅の改札を通るサラリーマンとか、そういうありふれた日常と人の営みに、なにかの前触れみたいなものを感じちゃう。なにかドラマが起こる前の静けさのような気がしてしまう、そういう期待をしちゃう、そんな感覚にとらわれることがある。

実際は、何も起こるはずなくて、ただそこにありふれた日常と数えきれない人々の生活がある、それだけ。それだけで、こんな妄想しちゃうんだからおめでたい。

この、理解されないだろう感覚を、ちょっと歌にしてみたくて、「前を向かなきゃ始まらない」なんてありふれた応援歌のふりをしながら、拙いながら言葉にしてみた。まあたぶん十中八九伝わってない。し、伝わらないからこそ僕の中で価値を持ってる気もするんだけど。

 

と、こんなコンセプトで作っていたので、「ぜったいオープニングっぽい曲にしてもらわないと」という気持ちがありました。てか、もともと「エンディングメーカー」とかいう不名誉なレッテル(?)を貼られてしまっていたのもあって、カノッサ君に頼んだらオープニングっぽい曲になってくれるだろうという期待があった。

 

その期待通り、っていうか期待以上のものが三月の頭にslackに投下されて、僕は本当に腰が痛くなった。意味わからないと思うんだけど、ほんと腰が痛くなった。興奮と感動で全身に力が入って抜けなくなる感じ。なんなら汗びっしょりだったしちょっと震えてた。言ってしまえば、頭の中で鳴ってた音楽が、何もしなくても目の前に現れたようなもんで、突然のことに脳みそがついていけなかったのかもしれない。それくらい、完成度が高くて、作ってほしかった作品になってて、言葉では言い表せない感動だった。

この「カノッサショック」は仮歌バージョンの時に一回と、やすひらくんの歌が乗ったバージョンが投下された時にもう一回あった。腰が死ぬんじゃないかっていう。

というのも、実は10月epの"HEROES"でやすひらくんの歌を聞いてから、「もうぜったい歌ってほしい」というひそかな願望があった。は?声かっこよすぎひん?意味わからん。曲のキーも、ひそかにやすひらくんに合わせて作っていたりもした。結構気持ち悪い。

 

そういうわけで、今回の3nenepっていう企画の力を借りて、カノッサ君、そしてやすひらくん二人の神に手伝っていただき、自分が作りたかったものを作ることができて本当にうれしいです。感謝しきれない。本当にありがとうございます。

 

曲のコード進行は、前々から使いたかったやつ出し惜しみせず使ったのと、転調工夫したりもしたけど、なんかそこらへんはあんまり本質じゃないしそんな語ることもないのでこんなもんで。

下記事ではサザエさん時空でおなじみのkinapharさんが感想とか分析とか書いてたりしてくれているので、よかったらそっちでも。

 

https://tsukubadtmblog.tumblr.com/post/158651546015/サプライズepjoyparadise公開-全曲感想見どころまとめ

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というわけで、今日はその①ってことで黒染めブラザーズ(僕とカノッサ君のクソダサユニット名)制作の一曲についてだけごちゃごちゃ書きました。相変わらず話があっちゃこっちゃして何言いたいのか分からない文章なんですが、読んでくれてありがとうございます。そして、僕は今回のepでもう一つクソダサユニットを組んで合作しているんですが、それはまた今度書こうと思います。

 

できれば明日とか。